2012年1月24日火曜日

The Design of YAMANASHI 2012.1[勝沼]

デザインには様々なスタイルと考え方があります。其処から生まれる様々なデザインされた「モノ」の「カタチ」には特徴づけられた「背景・コンセプTP」が必ずそんざいします。デザインの原点は「生活者と解りあえる、感じ合えるコミュニケーション」で有る事。「生活の中でどれだけ浸透できるるか、付き合いきれるか」を念頭に置いた「モノの在り方」を考えることです。自然・文化・歴史などの地域資源がデザインを核として産業や商業や文化の発展、地域資源の整備などに結びついてゆくことがオリジナリティ溢れる地域振興の未来に向けての大きな道を拓くことになるのです。
●甲州市勝沼物語の私心
色があります、香りがあります、水の流れる音があります、季節に彩られた風景があります。それぞれに長い時と風土によって創られた物語を感じる事ができます。
葡萄棚のカラフルなパッチワーク模様、限りなく蒼く夕暮れには葡萄色に染まる空、墨絵のように幻想的な山並みが折り重なるように見事な世界を描きます。
幾筋にも延びる絵本のような多くの小道、丘陵に広がる大らかな大地と白い道。石畳を歩くと、そこには宝石のような素敵なステンドグラスが忘れ去られた文化の香りを覗かせてくれます。
石垣、多くの水路と透き通る様な水の流れ、貴重な建造物、歴史的な神社仏閣、歴史的人物の物語、産業と生活の知恵から創られたモノや道具や美術品・・・
幾重にも塗り絵の様に彩られた世界に想いを巡らせ魅力あるイメージが響き合った時・・・
そこには新しい勝沼物語が誕生する。

Leica 2012.1

山梨県甲州市勝沼町、この町は一歩裏道に入り込むと面白い。丘と石垣と坂道と名跡や名家屋、古き照明塔やその昔ハイカラなステンドグラスなどのキラリと目に入る。ワイン倉の一歩裏、古い土塀の一歩裏・・・そして見上げる空はより一層ノルタルジックな風景となる・・・
Leica M3+Summicron5.0/f2

ALICE

2011年8月愛しのALICEが死んでしまった15年家族として生活を共に何処に行くのにも家族一緒だった。山に川に公園に、子供たちの自転車の練習にもお供をした。マホガニーレッドの美しい姿と優しく悪戯好き・・・その夜家族全員でお別れをした・・・心残りだったのは前日上げなくて残ってしまった大好きだった一枚の食パン。ひとかけらの食パンもその夜そっと心に食べさせてお別れをした。